The Woman in Black

ウーマンインブラック
2015.9.12 千秋楽昼公演
岡田将生くんの舞台へ行ってきました。観劇前に、岡田くんが大好きなお友達に観た感想が聞きたいと言われたのですが圧倒されてしまい直ぐに感想が言えなかったのでブログに綴ることにしました。なんて言いながらも、思った事を文字にするのは難しいので某SNSに呟いたことの復唱になりますが悪しからず。

ストーリーがホラーという事で、テレビでは全くと言っていいほどホラーを見ない私はかなり緊張して行きました。しかし、観劇後の感想は「面白かった!」という小学生の作文の様な(笑)シンプルなものでした。

勿論、劇中で何度も恐怖を感じるシーンは有りました。テレビや映画でのホラーの場合、怖いシーンは目を塞いでしまうものです。しかし、この舞台では重なり合う芸術の行く先で表現された恐怖に感じて目を逸らさずに魅入ってしまいました。建築環境学としての光の勉強とは言え、【光】について学んでいて注目して見ていたのですが、この舞台では光と闇を操ることで恐怖心を煽っているように感じました。

岡田くん主演の舞台に行くのは、昨年末の「皆既食」以来二回目でした。共通して持った感想としては、白人の役が似合う美しさを持っているということ。スラリとした背丈、日本人離れした白い肌……生まれ持ったビジュアルと共にやくに入り込む事で、英国紳士の服装があれ程までに「白人として」着こなせる日本人はそう居ないだろうなと思います。

幕が上がってすぐ、勝村さんが弱々しくボソボソと語り出します。それを吹き飛ばすかのように、岡田くんが感情的に話す場面にまず圧倒されました。皆既食の時に詰まっていたものが、すっと抜けた感じで、こんな風に演技をしている岡田くんを初めて観たような気がします。

勝村さんの演技を意識的に見たのは初めてでしたが、何役もあったのに明白にどの役か分かるように演じ分けていてとても頼もしい存在だと思いました。本当に同じ人なのかと疑いたくなるくらい。

カーテンコールでは、いつもの岡田くんの優しい表情が見れてほっとしました。貴重な一公演を観劇できて良かったです。岡田くん、千秋楽までお疲れさまでした!また、彼が舞台をするときには足を運びたいと思います。